更新日:2022/07/28

デメリットも把握しておこう

自分のペースで働きたい人にとって夜勤専従は魅力的な働き方ですが、デメリットもあることをきちんと理解しておきましょう。

デメリットも把握しておこう

健康に悪影響を及ぼす

夜勤の場合、利用者の就寝時間帯が勤務時間となるためどうしても昼夜が逆転してしまいます。人間は基本的に夜になったら眠り、朝になったら起きるというサイクルです。しかし、昼夜が逆転しているため体内時計に逆行することになり健康に悪影響を及ぼしやすいというデメリットがあります。睡眠障害、乳がんや前立腺がん、メタボリック症候群などのリスクが高まる可能性があります。年齢を重ねていけばいくほど、昼夜逆転の生活は大きな負担となります。夜勤専従として働くなら健康に害を及ぼさないように空いている時間にしっかりと睡眠をとったり、運動したりしながら体調を管理していかなければなりません。
中には体質的に夜勤が難しい人もいます。その場合は無理に仕事を続けても体調を悪化させてしまうだけなので、夜勤専従として働くのは考え直したほうがいいでしょう。

予定が合わない

夜勤専従ではなく日勤をメインとして働いている人とは予定を合わせにくいというデメリットがあります。友人の集まりに予定が合わず参加できなかったり、家族と過ごす時間がとれなかったりといったことが続くと、孤独を感じやすくなります。それがエスカレートして精神的にストレスがたまってしまうと鬱になったり、不安傾向が強くなったりする可能性があります。
睡眠をしっかりとることも大切ですが、休日は家族と過ごす時間も確保できるように調整する、同じように夜勤をメインとしている友人を作る、といった工夫が必要です。

希望が叶わない可能性もある

夜勤専従の求人を見てみると、常勤の募集はそれほど多くありません。パートやアルバイトの募集がほとんどなので、常勤として働きたい人にとっては希望を叶えられる職場を探すのは難しいでしょう。
また、夜勤の時間帯は働いている人数も少ないため1人ひとりにかかる負担も重くなります。場合によっては1人でワンフロアを担当することもあります。まだ教育が必要な段階である新人に任せることはできないため、多くの施設では自分で判断して行動できる即戦力を積極的に採用しています。そのような状況で働くことにやりがいを感じるなら夜勤専従として十分にやっていけますが、責任の重さにプレッシャーを感じる人や利用者と接する機会を増やしたいと思っている人には向いていません。給与の高さや仕事の進め方に魅力を感じていても続けていくのは難しいでしょう。適性を見極めることも大切です。

事前に確認しておこう

勤務先の形態によっても変わる働き方

介護士は勤務先によって業務内容が変わりますがそれは夜勤専従も同様です。各施設の特徴を押さえてから応募するようにしましょう。夜勤専従の求人が比較的多い、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、老人保健施設、グループホーム、お泊りデイを例に挙げて詳しく説明していきます。

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