更新日:2022/07/13

求人動向をチェック

介護の仕事は資格の有無によって「できる」「できない」が異なります。しかし、人手不足ということもあり資格や経験がなくても熱意のある人は積極的に採用する傾向があります。では、夜勤専従として働く場合はどうなるのでしょうか。

求人動向をチェック

経験者を求める施設のほうが多い

結論から言ってしまえば、経験や資格がなくても夜勤専従として働くことは可能です。しかし、夜勤は配置されるスタッフの人数が少なく、1人で判断し対応しなければなりません。突然体調が悪化する利用者や予想外の行動を起こす利用者もいるため、未経験や無資格者ではなく経験者や有資格者のみを募集している施設のほうが多いようです。
特に要介護度が高い利用者が多く入居している特別養護老人ホームではその傾向があり、それは介護業界の事情に精通している転職エージェントの情報からも読みとることができます。

夜勤のみの介護求人は、特養や老健、サ高住といった入居系の介護施設で多くの募集がかけられています。

引用:「きらケア」より

求人を探すなら

求人は自力で探せますが、介護業界専門の転職エージェントを利用するとより効率よく求人を探すことができます。転職エージェントでは転職に関する煩雑な手続きは求職者の代わりにすべて行ってくれますし、採用につながるようにさまざまな転職サービスも行っています。人手不足ということもあり求職者に有利な状況ではありますが、転職エージェントを活用することによってより希望条件に近い転職先が見付かる可能性が高まります。

「MC-介護のお仕事」は㈱メディカル・コンシェルジュが運営する、介護に関わる方々の就職・転職を支援する介護総合求人サイトです。

引用:「MC-介護のお仕事」より

求職者様のご希望に添う条件を正社員や非常勤、夜勤の有無など多彩な求人から選別しご紹介いたします。

引用:「介護ぷらす+」より

これまでの経験、スキル、ご希望条件をお聞きし、専属のコーディネーターが自信を持って就業先をご紹介いたします。
就業先の環境を知りたい!条件交渉をしたい!など当社スタッフにお任せ下さい。

引用:「カイゴノヒト」より

効率よく稼ぎたい人におすすめ

介護の仕事で効率よく稼ぎたいなら夜勤専従が最適です。昼夜逆転の生活にはなってしまいますが、専従とすることである程度安定しますし、夜勤手当が付くので出勤回数が少ないわりに高い給与が期待できます。
施設によって夜勤手当の金額は異なりますが、およそ1回の夜勤につき3,000~8,000円の手当が付きます。出勤回数が多ければその分手当も増えるため、日勤のみの働き方よりも高い給与を得ることができます。

相場はどれくらいなのか

では、夜勤専従の給与相場はどれくらいなのでしょうか。夜勤専従は基本的に日給制です。出勤した回数に応じて給与が支払われますが、法律によって時間に制限がかけられているため、最大でも月に10~11回となります。また、持っている資格によって給与設定も大きく異なるため、出勤回数が同じでも国家資格である介護福祉士の月収は26万円ですが、基礎的な資格である初任者研修の月収は24万円と2万円ほど差があります。

転職するなら「1月」「3月」「8月」がおすすめ

介護業界は慢性的な人手不足なので転職したいと思ったタイミングで行動しても大丈夫ですが、時期によって求人の増減はあります。年度が替わる3月とボーナスが支給された後の8月と1月は退職者が多いので求人数も増えます。なるべく多くの施設を見比べて自分に合うところを探したいという場合はこのタイミングで転職するといいでしょう。転職は人生の中でも大きな決断です。迷うのは当然のことですが、新しい自分を信じて前向きに行動することが大切です。
ただし、転職活動に専念したいからと次の転職先を決めずに退職してしまうと生活費が心配になります。失業手当もありますが、条件によってもらえる時期や期間が異なります。自己都合で退職した場合、支給されるのは3ヶ月後です。最低でも3ヶ月分の生活費を確保しておかなければ経済的な不安から妥協して決めてしまう可能性もあるので注意してください。

事前に確認しておこう

勤務先の形態によっても変わる働き方

介護士は勤務先によって業務内容が変わりますがそれは夜勤専従も同様です。各施設の特徴を押さえてから応募するようにしましょう。夜勤専従の求人が比較的多い、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、老人保健施設、グループホーム、お泊りデイを例に挙げて詳しく説明していきます。

この記事の続きを読む