更新日:2022/07/11
この働き方ならではの楽しさもある
「日勤よりも配置されているスタッフが少ないから負担が大きい」と大変さのほうが目立っていますが、夜勤専従だからこその楽しみもあります。
同僚との距離が縮まる
日勤はスタッフの人数が多いのであまり話したことがない人もいることでしょう。しかし、夜勤は人数が少ないため距離も縮まります。一緒に仕事をしていくうちに知らない一面を見ることができて「印象とは違って優しい人だった」と新たな発見もできます。
夜勤明けの開放感
業務が終わり自宅に帰るのは太陽が昇ってからです。太陽の光を浴びながら感じる開放感は夜勤業務に就いている人しか味わえません。夜勤後は疲れを癒すために自宅に帰って睡眠をとるのが一般的ですが、業務からの開放感や朝の爽やかな気分でテンションが上がりそのまま買い物に行く人もいます。平日なら人も少ないので他人に気兼ねすることなくゆっくり見て回れるのは夜勤業務に就いている人の特権です。
利用者との距離が縮まる
日中よりも夜間のほうが口数が増える利用者もいます。就寝する時間帯ですが、利用者の状況や気持ちを知るためにあえてお喋りをすることもあります。話が盛り上がってしまったら眠れなくなってしまうのでその点に注意しながら就寝を促しつつ、丁寧に対応していきます。
朝ドラの知識が増えている
食堂や共用スペースにはテレビが置いてありさまざまな番組が見られるようになっていますが、朝の時間帯はNHKのドラマを流しているところが多いようです。朝ドラは利用者の楽しみの1つでもあり会話のきっかけにもなりますが、介護士にとって朝は朝食の準備や食事の介助など最も忙しい時間帯です。じっくりと見ている暇はありません。毎日テーマソングを聞いたり、視線を向けたりするだけですが、いつの間にかテーマソングや内容に詳しくなっている介護士も多いようです。
帰り道のお楽しみ
仕事を終えて自宅に帰る時間帯は学校や仕事に向かい人が多い時間帯でもあります。そのような人たちとは真逆の気持ちで寄り道することに楽しさを感じている介護士も少なくありません。コンビニによってお酒やおつまみ、スイーツを選ぶ時間はまさに癒やしのひと時です。
それに、帰宅時間は通勤ラッシュの時間帯でもありますが、方向が逆なので満員電車で窮屈な思いをすることはありません。ゆっくりと座れるのも夜勤あるあるです。
年末年始は意外と楽しく過ごせる
入居型の介護施設は24時間365日稼働しているため、大晦日や元旦も夜勤業務があります。年末年始に働くのは貧乏くじを引いた気持ちになるかもしれません。しかし、家族と過ごすために外出する利用者もいるので業務の負担も普段より少なくなりますし、検食ではありますがお祝い用の食事も食べれるので思っているよりも楽しく過ごすことができます。
施設によって忙しさは異なる
日勤よりも負担が大きい夜勤ですが、施設によって忙しさにも差があります。徘徊や脱走などの問題行動を起こす利用者が多い施設では対応に追われるため忙しさをより強く感じてしまうでしょう。しかし、状況を把握して夜勤でもスタッフの配置を手厚くしている施設では負担がそこまで大きくないため夜勤ならではの楽しみを感じながら働くことができます。