更新日:2022/08/04
心掛けておきたいこと
ここでは夜勤専従として働くうえで特に注意しておきたいポイントについてまとめています。事前にどのような点に注意すればいいのかを知っていると業務をスムーズに進められますし、不測の事態が起こっても冷静に対処できます。
日勤よりも負担が増す
夜勤専従として働くうえで特に注意が必要なのが1人夜勤です。夜勤は日勤よりも配置されている人数が少ないため、ワンフロアを1人で任せられるケースも少なくありません。日中は複数で行っていた仕事を1人で行うため負担が増えるのは当然のことです。認知症で徘徊している利用者や不眠で眠れない利用者の介助をしたり、同時に鳴っているナースコールに対応したり、と休む暇もないほど忙しくなる場合もあります。
1人では同時に複数の利用者に対応することはできません。誰かを待たせてしまうことになるため、その間に失禁などで服を汚していたら洗濯などの業務が増えてしまいさらに忙しくなります。
1人夜勤は段取りがとても大切です。退勤時間までにすべての業務を終わらせなければなりません。マイペースに進めても構いませんが、利用者の対応に追われながらその他の仕事も行わなければならないため、「何時までにどのような仕事を終わらせておく」とあらかじめスケジュールを決めておきましょう。事前に段取りを組んでおくことで余裕を持って仕事を進められますし、残業することなく日勤の人に仕事を引き継ぐこともできます。
また、1人でも幅広い業務に対応できるようにスキルや知識も身に付けておかなければなりません。基本的な介助はもちろん、普段あまりやらない業務についてもマニュアルを読んでおくなどして手順をしっかり頭に入れておきましょう。
冷静な判断力が必要
介護士として多くの経験を積んでいる人なら1人でワンフロアを任されても通常の業務なら難なくこなせるでしょう。しかし、震災や火災、利用者の急変など思いがけないトラブルが起こることもあります。日勤であれば他にもスタッフがいるのですぐに相談できますが、1人夜勤の場合は他にスタッフがいないため誰かに相談することができません。1人で落ち着いて対処しなければならないので冷静な判断力が必要です。
体調管理に気を配る
休息が不十分だと体調にも大きな影響を及ぼします。万全ではない状態では利用者へ十分なケアができません。それに夜勤は人数が少ないため急に休むとなると周囲の人に迷惑をかけてしまいます。睡眠や休息をしっかりとるなど普段から健康的な生活を意識して行動するようにしてください。